ツナのおかげで 和えれるマヨネーズ
故意のおかげで 逢えないメモリーズ


気づく前から
とっくに恋

築く前から
どんな愛よりも愛


飽きること知らない展開
飽きようがなかった多面


あまりにも
あまりにも
華麗だった
時間とか概念 越えて

あまりにも
あまりにも
鮮烈だった
空間とか認識 越えて


誰よりもと強く 淡いまま
何よりもと深く 儚いまま


結ぶたび
気づくことができた
溢れるほどの感受性

重なるたび
築くことができた
暴れるほどの寛容性


淡く 薄明り 置き去りのツナ缶

赤く 逆さま 待ちぼうけのマヨネーズ


初恋と同じくらい
いや、それ以上に
高鳴って止まなかった日々


言葉にしたら
嘘臭くなると知りつつも
言葉にせずにはいられなかった
端的にいつも 「綺麗」と

声に出したら
胡散臭くなると知りながらも
声に出さずにはいられなかった
ただただ 「愛している」と


苦い微笑も 愛しく
甘い慟哭も 麗しく


離れる
かもしれない未来
恐れすぎるがあまり
しなくていい無理さえも

放って
しまうかもしれない将来
怖れるがあまり
見栄っ張りな故意で分水嶺


喜 怒 哀 楽
怒 哀 楽
怒 哀


開けたら開けたで パッとしなかったツナ缶

和えたら和えたで 埋もれてしまったマヨネーズ


起 承 転 結 
承 転 結 
転 結 


幕切れは呆気なく
あてもなく 止めどなく

まとめようとして
まとめられない

まとめきれなくても
まとめずにはいられない

解れても
過ぎ去っても
今も奥深く ここに


忘れられない恋  また
忘れ去られる故意 ほら
すぐに綴らせて

ため息
静かに呑み込んで
創られる忙しなさ

反芻
何度噛み締めても
満たされる空しさ

忘れた
と思っても
ふいに顔を覗かせる

あの頃は もう永遠
振り返らなくても 延々深淵


恋のせいにして どこまでもポエム
故意のおかげで どうでもいいポエム



【 参考 】

RADWIMPS「夏のせい」